リーダーにとって大事な7つの要素

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Last Updated on 9月 28, 2021 by コーチM

 Covid-19 のパンデミックで予測不可能な状況の中、リーダーがリーダーシップ能力を持っているかが明確になったのではないでしょうか?

部下は冷静に見ています。

あなたは部下がついていきたいと思うリーダーシップを発揮していますか?

そもそも本当のリーダーってどんな人でしょう?

1.リーダーとは

リーダーとはポジションでなく、能力です。

その能力とは組織の中で言えば、部下から信頼され、仕事を確実に遂行するために、目標を定め、チームのモチベーションを維持し、成果を出す能力。

航海先を決めて、そこを目指して指揮をとる船長のようなものです。

2.リーダーに必要な能力とは?

経営学者であまりにも有名なP.F. ドラッガーは自身の著書で

“「リーダーとしての能力の第一が、人の言うことを聞く意欲、能力、姿勢である。聞くことはスキルではなく姿勢である。誰にもできる。しなければならないことは、自分の口を閉ざすことである」”(出典:P.F.ドラッカー『非営利組織の経営』)

といっています。

リーダーシップは能力と先ほどお伝えしましたが、それは鍛えることができ、だれもがより良いリーダーになることができます。では、どんな能力が必要でしょうか?

2-1.セルフリーダーシップ

人をリードする前に自分をリードする必要があります。

これには自己認識、つまり自分の価値観、信念を理解し、自己を客観的に見ることから始まります。

自分を知ることで、軸ができ、周りに振り回されずに、自分の人生を歩くことができるようになります。

2-2.信頼を得る

人の信頼を得るには言葉の一貫性を持ち、言ったことは必ず守り行動すること、そして強い責任感を持つことが大切です。

また、相手を承認し、さらに強味を見つけ伸ばせることで、相手が自分の存在価値を感じ、あなたを信頼しついていきたいと思ようになります。

誰でも自分の弱いところを指摘されるより、良いところを見つけてもらってそれで役立てていると思えれば、仕事にもやりがいが出ますよね?

2-3.目標を掲げ、チームにきちんと伝える

目標を設定し、チームにきちんと伝える技術が必要です。

2-4.行動力

目標を上げたらそれを実行に移す行動力。まず自分がお手本となって率先して行動すること。

2-5.高いコミュニケーション能力

スタッフの性格はそれぞれ。個人の特性に合わせたコミュニケーションとることで、信頼関係を築きやすく、またモチベーションも上げやすいです。

ビジネスで起こる問題のほとんどがミスコミュニケーションが原因です。同じ言葉でも、意味の取り方は個々の価値観や経験によってそれぞれ違います。自分の伝えたことがしっかり理解されているか確認することで、ミスコミュニケーションは防げます。

また、そして高いEQ(心の知能指数)も重要です。共感力、他人の価値観や信念を尊重できる能力はコミュニケーションを円滑にします。

2-6.決断力

常に迅速で重大な決断をしなくてはいけないので、感情に流されて間違った決断をしないように、いつも冷静でロジカルでいないといけません。

これは、自分を客観的に見たり、自分の感情を観察する習慣をつけることで、鍛えることができます。

決断に迷ったときは自分のメンターだったらどういう決断をするかということを考えることも有効です。

2-7.問題を見つけ解決する力

目の前の問題にフォーカスするだけでなく、物事を全体的にとらえ、根本的な問題を見つけられる能力。

頭痛を消すには痛み止めが効きますが、根本的な原因を突き止め、治療しなければ問題は再発します。しかも大きくなって。

ビジネスでもこれは一緒です。一時的な問題の火は消せても、根源を突き止めなければ本当の問題解決にはなりません。

‘’木を見て森を見ず‘’ といいますが、小さな問題にフォーカスせず全体像を見れるようになることが重要です。

3.リーダーシップ能力を磨くために今すぐできること

3-1.自己認識

必要のない情報がどんどん流れてきて、気をそらされることが多い毎日の中で、内省の時間をしっかりとることが大事です。

ストレングスファインダーなど自己認識のテストをすることで、自分を理解し、強味、弱みを知ることができます。

怒りや、悲しみ、喜びを感じたときに、自分を客観的に見ることことを鍛えると感情に流されにくくなります。

3-2.共感すること

言葉を発する前に、相手の立場に立って物事を考えることを習慣にしてみてください。自分が変わることで、どんなにむずかしい相手でも変わります。

3-3.相手を認める

忙しい毎日の中で意外とできていないのが、目を見て声をかけること。これができることでまず、相手の存在を認めることになります。

人は必ず良いところがあるので、相手の短所でなく長所を見るように心がけましょう。そして、それを相手に伝えることができれば素晴らしいです。

人の世界観は育ってきたバックグランドによるので、自分と違う価値観、信念、考え方を持つのは当然ということを心にとめましょう。

3-4.話を聞く

ついつい自分の意見を部下に押し付けてしまいがちですが、しっかり相手の話を聞いてあげることを習慣づけましょう。

以上の4つができるだけでも、確実に自分の周りの変化を感じるはずです。

まとめ

部下が気持ちよく仕事をしてくれれば、リーダーであるあなたも気持ちよく仕事ができ、それが成果につながります。人を動かすにはいかに自分がお手本となって、この人ならついていきたいと思われる人間になれるかです。毎日の小さな人格形成の努力が数年後に大きく結果をだすでしょう。

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