本当に効く目標設定とは?

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Last Updated on 2月 15, 2021 by コーチM


新年の目標設定はしましたか?
昨年の目標はどれくらい達成できましたか?

目標設定はとても大事。

これがないと日々ただ流されて過ごしてしまいます。

ただ目標設定は立てるだけでなく、実行することに意味があります。

今から何十年もたってから ‘’私の人生こんなはずじゃなかった‘’ なんて取り戻しの付かないことにならないように、目標はしっかり立てましょう。

今回は本当に効く目標設定についてお話しします。

その前に目標設定になくてはならない目的についてお話しします。

1. 目標と目的の違い

目標と目的の違いは何でしょう?

目的は北極星のようなもの。すすむべき大きな方向を示すものです。そしてたどり着きたい最終地点です。

目標は目的を達成するための手段。
つまり目標の後ろには必ず目的があります。

例えば、今年は5キロ減量するという目標があったとします。
この目的は、健康になる、カッコよくなってもてる、ランニングのタイムを上げるかもしれません。

目的がないと当てもなくただよってしまう。行先のない航海のようなものです。
行き先がなければいつまでたってもたどり着かず、” 気づいたら20年もたっていた!!”
なんてことになります。

目標設定にはまず目的を定めましょう。

では、そもそも目標を設定するのはなぜ大切なんでしょう?

2.目標設定は何故大切?

2-1.目標はマイルストーン

目的は抽象的なので、それを実現するためにどんな手段を使うか具体的に設定することが大事。それが目標設定。

目標はマイルストーン。これがないと到着地にたどり着けない、又は途中で迷ってしまい大きな時間のロスとなります。

‘’フルマラソンを5時間以内で走る‘’ という目標と 
‘’フルマラソンに出る‘’では、おのずと気合と、毎日の練習メニューが変わってきますよね。

2-2.時間の有効活用

目標設定をすることで、毎日の時間をより有効に活用できます。目標達成のために日々やりたいことの優先順位を付けることができるため、無駄なことに時間を使えなくなります。

私たちは平等に1日24時間与えられています。
ポイントは自分のパフォーマンスが上がる時間に最優先事項を持ってくること。

私の場合は朝の一番さえているときに最優先事項に着手します。

2-3.達成までの道のりの明確化

自分の人生の目的に沿って、目指したい遠い将来の目標(例えば80歳の時にどんな生活をしていたいとか)からさかのぼって、10年後、5年後、3年後、2年後、1年後、半年後、3か月後、1か月後、1週間後、1日の目標を決めると、と今とるべきアクションとそれに必要な時間がよりよく見えます。

例えばただ単に30代で起業したいとか、50代でリタイアしたいと考えるよりも、達成までにかかる時間がより明確になります。

また、これをすることで、自分には夢のように思えていた目標が意外と数年でできるかもしれないということがわかったりするので、頭の中でまだぼんやりとしているなら、まずは自分の考えをアウトプットして具体化するとやる気がぐんと上がります。

2-4.現状と目標とのギャップの明確化

現状とのギャップを知る事で、必要な資源が明確になります。
スキル、能力、人材、情報、資金、時間など。あとはひたすらこれらを一つ一つ埋めるだけ。

2-5.モチベーションの維持

今やることが明確になるため、それを達成するために朝からエネルギーがわいてきます。1日1日与えられた24時間を最大限大事に使うようになります。
ギャップを埋める中で目標に毎日近づいていることを実感し、モチベーションが維持できます。

ということで、私にとっては目標設定は絶対に必要です。

3.目標の設定方法

例えば、有能なリーダーになる、仕事で成功する、健康になるとか、目標設定は抽象的になりがちです。

目標は具体的であるほど実現可能になります。

SMARTゴールのフレームワークに沿って目標設定のステップをたどることで、より明確に設定できます。

SMARTゴールとはSpecific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、 Relevant(関連性)、 
Time-bound(期限)の頭文字をとったものです。

では私なりのステップを解説してゆきます。

3-1.具体的? (Specific?)

目標設定は具体的であればあるほど目標達成が実現しやすいです。

なぜなら、具体的であると達成に必要なものが明確になります。そしてその必要なものにアンテナをはるので、自然とそれが引き寄せられてきます。

また、達成した姿を繰り返し頭の中でイメージすることで、より実現が可能になります。これは脳が達成したイメージを現実ととらえることで、現状とのギャップを埋めるように潜在意識が働きだすためです。
イメージするときは、五感の描写が詳細であればあるほど有効です。

例えば、達成した時にどこにいますか?
何を見ていますか?
何が聞こえますか?
誰といますか?
どんな気持ちですか? など。


3-2.成果はどうわかる?(Measurable?)

成果が測れると、自分が達成できたかはっきりわかるので、モチベーションの維持になります。
逆に成果が測れない場合、どこまでやったら達成したかという基準がないので、‘’ま、頑張ったし、これでいっか。‘’となってしまいがちです。

数字で測れるようにすることが理想です。

3-3.その目標は達成可能で、しかもコンフォートゾーンを超えてる?(Achievable?)

コンフォートゾーンとは自分ができる範囲の能力内で活動している事。
ここには不安、恐れは感じません。
でも、成長するにはちょっと不安だけどコンフォートゾーンを出て自分の能力を試す、そして最大限発揮することが大事。
その中で自分に足りないスキルが見えてきます。

ただ達成が可能でないほど現状とかけ離れていると、ただの夢で終わってしまいます。

ちょうどよいチャレンジ感のある設定が良いです。

筋トレと同じで、ちょっと無理しないと筋肉も今以上に強くなりません。
ただ、負荷をかけすぎると負傷してしまう。

長い目で見たら、目まぐるしく変わる世の中で、コンフォートゾーンにとどまっている事のほうが不安、恐怖ではないですか?


3-4.価値観に沿ってる?(Relevant?)

自分で設定したゴールは自分の価値観にあってますか?

誰かの価値観のためのゴールになってないですか?

それを知るにはまず自分の価値観を知ることから始めてください。

自分の人生にとって大事なことは何ですか?

自分が仕事をするにあたり大事にしていることは何ですか?

絶対に譲れない信念、価値観は何ですか?

私には情熱、誠実、尊重が大事です。これがないといくらいい条件の仕事を依頼されてもなびきません。

自分の価値観に背いているといつか自分に帰ってきます。自分に嘘をついているかは、自分が一番よくわかっています。

目標が自分の価値観にあっていないと、どんなに素晴らしく見える目標を立てても、 感情がそれをやりたがらないために、結局達成できません。

つまり、これが目標達成できない理由なんです。

3-5.期限は?(Time-bound?)

期限がないと目の前の仕事に手いっぱいになり、本当に大事だけど緊急でないものは後回しにしがちです。
でも緊急でないけれど大事な事柄に時間を使うことで、3年、5年、10年後が変わります。

優先順位をしっかりつけて、大事だけれども緊急でないものほどしっかり進めましょう。

一度、自分の仕事を棚卸して、自分でなくてもできる仕事はないか考えてみると意外と必要のないことに時間を使っていると気づくかもしれません。

まとめ

以上、本当に効く目標設定と目標の作り方についてお話ししました。

目標を達成するには ‘’なぜそれをやるのか?‘’ ‘’なぜこれをやっているのか?‘’ と自分に問いかけ続けることがキーです。
目標を達成することにフォーカスしすぎて本来の目的を忘れてしまうからです。

また、時間は有限なので、何をやらないかを決めることも大事。そして、毎日自分が正しい軌道に乗っているか振り返る時間を作るとよいでしょう。

目標までにかかる時間を大幅に短縮したいなら、ビジネスコーチを付けることはとても有効です。

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